フェノキシエタノール:シャンプー成分解析

フェノキシエタノールについて

フェノキシエタノールは、人の皮膚にも存在する常在菌である「グラム陰性菌」において、高い抑制作用がある防腐剤です。お茶で知られる玉露などにも含まれている揮発成分です。

また、「反則規制(禁止)された状態で使用、残留を認めるもの(厚生労働省「食品に残留する農薬等に関する新しい制度」より引用)」のリストに上がっている、ポジティブリストの原料です。配合する量には規制があります。

エタノールの表示がありますが、アルコールには分類されません。

種類 品質保持剤
配合目的  防腐剤 溶剤
主な特性
  • 水やオイルに溶けにくい
  • エタノールやグリコール類に溶ける
  • パラベンよりも殺菌力は低い
  • パラベンとフェノキシエタノールは、それぞれに有効な菌が違うので一緒に配合されることもある
  • パラベンとフェノキシエタノールを一緒に配合することで、少量でも防腐効果を高める
  • 殺菌作用
  • 香りを保つための保留剤としての作用もある

成分の配合目的や安全性・主な特性については、「化粧品成分ガイド(フレグランスジャーナル社)」や「化粧品毒性判定事典(メモタル出版)」などの文献や日本化粧品工業連合会ホームページなどから引用しております(詳しくは参考文献一覧を参照してください)。

フェノキシエタノールは、パラベンの代わりに配合されることがあります。パラベンよりは殺菌力が低いです。しかし、ポジティブリストの原料として、肌への刺激が心配される成分です。防腐剤として配合量を規制されているので、基準値以上の配合は決して無いといえます。

しかし、無い方が安全性は高まるので、できるだけ配合されていないものを選びましょう。