頭皮ケアでヘアサイクル(毛周期)を整えよう

髪はどうやって生えてくるのでしょう?

肌には、ターンオーバーといって「新しい肌に生まれかわる約28日間の周期」があります。髪にも同じようにターンオーバー(ヘアサイクル:毛周期)があって、女性は4〜6年・男性は3〜5年の周期です。

このヘアサイクルは4つの過程、成長期・退行期・休止期・発生期があります。この4つの過程を繰り返すことで、新しい髪が生え変わっていくのです。

でも、この「4〜6年」ってのが曲者で、人それぞれ。その違いがでるのが、頭皮の状態です。頭皮の状態が悪いとヘアサイクルが短くなっていきます。このヘアサイクルが乱れが、髪に悪影響を及ぼしていくのです。

この髪が生えてくる周期について、詳しくみていきましょう。

髪はどうやって生えてくる?

髪は見える部分ですが、頭皮の奥にある髪の根っこはどうなっているのでしょう。上の絵をご覧ください。

髪の根っこは頭皮(表皮)の下、毛球部にあります。その、毛球部の下にある毛細血管から栄養を取り入れ、伸びていくのです。この血液がなかったら、どこからも栄養がもらえません。栄養が少なくても、やせ細ってしまいます。栄養がもらえなくて毛が生えないと、下手したら毛穴まで無くなり、もう二度と髪が生えなくなるかも。ピアスの穴をそのまま放置してたら穴が塞がるのと一緒ですね。

😱ヤバイ〜

毛穴がふさがらないように、頭皮には頑張ってもらわないとね。

髪が生えるサイクルがある

ヘアサイクルとは、どんなサイクルをするのでしょう。

このヘアサイクルは、髪が生えて成長して、抜けてまた生えるという過程。女性のヘアサイクル(4〜6年)でおこる4つの過程を「成長期」「退行期」「休止期」「発生期」を、それぞれの詳しくみていきましょう。

成長期(2〜6年:全体の85〜90%)
髪が成長する時期。髪(毛幹)の成長とともに毛球部も大きく成長。この毛球部にある毛母細胞が毛細血管から栄養分を受け取り、分裂を繰り返すことで髪は成長する。
退行期(2〜3週間:全体の約1%)
毛母細胞の分裂が衰えていき、髪の成長がゆっくりになる。毛球部は硬く痩せていき、毛乳頭から離れて上の方に上がっていく。
休止期(3〜4ヶ月:全体の9〜14%)
毛球部が痩せた髪は棒のようにまっすぐになる。頭皮内の髪(毛根)は3分の1ほどの深さになる。毛乳頭は次の髪を生やすために一休み。

この時期は要注意!!!

休止期はちょっと気をつけてください。たとえば、髪をキツめに結んだり、シャンプーやブラッシングのときに無理して引っ張ったりしないでくださいね。休止期は髪が抜けやすく、まだ「抜けなくてもいい髪」まで抜けちゃうかもしれませんよ。

発生期

休んでいた毛乳頭が活動を再開。毛母細胞が再び作られ、新しい髪が生える準備中。新しい髪が作られるようになると、押し出し寄切り。古い髪は抜けて、さようなら(脱毛)

発生期の髪は、なんにもしなくても抜けます。で、抜けないと新しい髪が生えてこないし、毎日100本程度は抜けるので安心してください。ゴッソリ髪が抜けない限り、心配はいりませんよ。

なぜ頭皮の柔らかさ血液の流れが大事なのか

ヘアサイクルが正常に働くには、頭皮の状態が大事。顔もそうですが、お肌は年齢が出やすいんです。手入れしないと、すぐ老けちゃう(汗)

そこで、良い頭皮には「柔らかさ」と「血液の流れ」が大事。

よく頭皮を畑の土に例えられますが、作物が育つ土壌は硬かったらダメですよね。良い土は栄養豊富でふわふわしてて、柔らかい新芽がニョキっと出れるぐらいが良いんよねー

良い土はこんな感じ〜

カピカピ土じゃ枯れちゃうよ

でも、カピカピした乾燥土じゃ、新芽の方が柔らかすぎで負けちゃう。それに、栄養も届かないから、芽吹く前に枯れちゃいそう。頭皮だって硬くてカピカピ状態だったら、毛が生えてこないだろうって想像できますよね。

ふわふわした柔らかい土=頭皮が柔らかい
栄養豊富な土=血液の流れが良い

肌と頭皮の違いと注意点

頭皮が柔らかくて血流が良いのが良いっていうのはわかりましたが、肌と同じお手入れでいいのでしょうか? ところが、肌と頭皮には決定的な違いがあります。そこを分かったうえで、お手入れ方法を考えていきましょう。

肌と頭皮の違いと注意点

違い 注意点
頭皮の方が毛穴の数が多くて大きい 頭皮の毛穴は顔のTゾーンの3倍
頭皮の方が皮脂腺の数が多くて活発 汗をかきやすいので皮脂が髪の潤い・ツヤを生むが、臭いや雑菌が増えやすい
頭皮は髪で覆われている 頭皮と髪の間が蒸れやすく体温が高い
頭皮が洗いにくくて雑菌が繁殖しやすい
頭皮には筋肉がない 自分で動かさないと頭皮は動かせない
頭皮が硬く・血流が悪くなりやすい

頭皮は筋肉がないので、自分で動かせないくせに、汗をかきやすいんですね。夏場は蒸れそう。

下の絵は、頭にある筋の名称を書いたものです。

頭の一番上の部分は、頭蓋骨を守るための帽状腱膜。筋と骨とを結びつけている白い繊維性の丈夫な線維の束「腱」。

その下には、前頭筋・側頭筋・後頭筋っていう、収縮する力のある肉の繊維「筋」が3つあります。

これらの「腱」や「筋」を自分で動かすことはできません。せいぜい、眉毛やおでこが動くぐらい。だから、動かすなら頭に指を当てて自分で動かさなきゃダメなんです。

自分で勝手に動いてくれないということは、外から付加をかけなくては運動ができないということ。そうなれば、寒かったら寒いままで、簡単に血流や代謝が悪くなってしまいます。頭以外の部分は、手を動かしたり、歩いたりすることで自然に動くのですが、頭だけはそんなわけにはいきません。悩みの多い肩凝り・頭痛・偏頭痛も、頭皮が固いのが原因の一つになるんですよ。

頭皮ケアで美髪を作るには

頭皮ケアで気をつけてほしいポイントは2つ。シャンプー洗い方(頭皮マッサージ)

当サイトの管理者であるパサ子は、長い間「抜け毛」「うねり」「ツヤがない」に悩んできました。

パサ子
年齢のせいだと半ば諦めてはいたんやけど、美容師さんに教えてもらったシャンプーと洗い方を見直して頭皮ケアしたことで、荒れた髪がグッと良くなったんよ

ここでは、シャンプー洗い方について詳しくみていきましょう。

シャンプーを選ぶときに注意すること

シャンプーは汚れを落とすことが第一の目的ですが、50歳になったらただそれだけではなくプラスアルファーが大事になってきます。

汚れを落とすためだけだったら、洗浄力が強くて安い市販のシャンプーでもOKです。でも、洗浄力が強すぎてしまうと、逆に頭皮に必要な脂というか、うるおいまで落としてしまいます。そうなれば、頭皮がカサカサ・パサパサ状態に。髪が傷んでたら、髪の脂まで落としすぎてキシンだり、キューティイクルもパキパキにめくれてしまうかも。

そこで、シャンプーを選びに見てほしいのは「配合成分」です。シャンプーの裏とかにある成分一覧表は、シャンプーに配合されている量が多い順に書かれてあります。そこに、どんな成分が書かれているかをチェックしてほしいんです。

上のシャンプーの成分で、「ラウレス硫酸Na」「コカミドプロピルベタイン」が使われています。メインで使われているのが、刺激・洗浄力が強い硫酸系の界面活性剤。刺激を緩和するコカミドプロピルベタインも配合されているとはいえ、どれがどれだけ入っているのかわからない成分配合なので、全体的にこのシャンプーは洗浄力が強いといえます。

上のシャンプーの成分は、メインに「ココイルグルタミン酸TEA」「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」「コカミドプロピルベタイン」です。一見はグルタミン酸というアミノ酸系を使ったシャンプーといえます。でも、次にくる「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」は、ラウレス硫酸ーNaに近い、とても強い洗浄力と脱脂力があるんです。

オレフィン酸の次にコカミドプロピルベタインで刺激的には、かなり緩和されているとはいえます。でも、頭皮が弱っていたり、敏感肌の人にはまだまだ刺激が強いかもしれません。

上のシャンプー成分は、メインに「ココイル加水分解コラーゲンK」、次に「コカミドDEA」「コカミドプロピルベタイン」「スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na」と続きます。ここにもコカミドプロピルベタインがでてきましたよね。

このシャンプーでメインにきているココイル加水分解コラーゲンNaは、コラーゲンを分解して作られたとても低刺激な成分です。頭皮や髪の表面に保護膜を作り、保湿効果が高めながら洗えます。詳しくはこちらをチェック。

スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Naは、やや洗浄力は高めですが低刺激な成分。でも、配合はメインではないので、全体的に弱い洗浄力を支えているというポジションになります。つまり、このシャンプーは加齢などにより弱った頭皮にも優しく洗う事ができるシャンプーといえますね。

シャンプーの配合バランスはメーカーによって違う

配合量は各メーカーによって割合が違います。一般的なシャンプーの配合割合は、水が6〜7割。残りの3〜4割が洗浄成分、その他の成分が1割程度となります。

洗浄成分はたった残りの3〜4割って思うかもしれませんが、逆に捉えたら3〜4割でも十分威力がある成分なんだってこと。ですから、水のつぎにくる2番目・3番目にくる成分が、とっても大事なんですよ。

成分の混ざり具合は、たとえでいえば水彩画の絵の具のようです。絵の具ってほんのちょっとの量で色って変わりますよね。洗浄力もそれぞれの配合成分とバランスの加減で、無限の調合ができます。

シャンプー成分の表記は、配合量・割合まで書いてありません。ということは、たとえば同じ成分を使っていても、汚れの落ち方や使用感は違ってくるので、実際に使ってみないと自分に合うシャンプーなのかどうかは分からないのです。

でも、闇雲に使うのではなく、成分はチェックして良質なシャンプーを選んでくださいね。

洗い方をチェック

あなたは、どんな風にシャンプーしていますか?

以前のパサ子の洗い方
①お湯で髪を濡らして
②市販のシャンプーをつけて、泡を立ててゴシゴシ洗い
③すすいでから、リンスやトリートメントをつけて
④洗い終わった後は自然乾燥
パサ子
前はパッパと洗って、自然乾燥ってことをしてたんやけど、抜け毛とフケがメッチャひどかったんよ。髪を洗い終わった後に排水溝を見ると、ゴッソリ抜けた髪が・・・

あ〜あ (>人<;)
もうやだー

それで、いろんな本を読んで洗い方を研究しました。そしたら、洗い方も悪かったことが分かって・・・(汗)

以前の洗い方がなんでアカンかったのか、分かったことがあるのでシェアいます。もし、あなたが以前の私のような洗い方をしているのなら、ぜひ、見直してくださいね。

①お湯で髪を濡らして
ポイント:洗う前に頭皮をしっかり濡らして、汚れやホコリを浮かすことが大事。ここでしっかり濡らすことで泡立ちアップ。
②市販のシャンプーをつけて
リスク:どんなものを使っているかが大事。刺激や洗浄力が強いシャンプーを長年使っていると、頭皮や髪への負担が蓄積される場合があるので注意。
②泡を立ててゴシゴシ洗い
リスク:爪を立てたり指の腹でゴシゴシ強く洗うと、抜けやすくなった髪や生まれたての髪まで摩擦で抜けてしまうことも。
③すすいでから
リスク:すすぎが足りないと、シャンプー液が残って頭皮や髪に負担をかけ続ける。
③リンスやトリートメントをつけて
リスク:リンスなどは刺激性が高い陽イオン(カチオン)界面活性剤を配合。頭皮に付いたり、すすぎが足りないと、液が頭皮に残ってフケ・かゆみ・抜け毛などの原因にも。
④洗い終わった後は自然乾燥
リスク:自然乾燥って、実は髪にはリスキー。髪を濡れたままにすると摩擦でキューティクルを痛めたり、頭皮が蒸れて頭皮の臭いがひどくなることも。
パサ子
ホンマに、メッチャ頭皮や髪によくない洗い方をしてたんやな・・・(>人<;)

まとめ

ヘアサイクルが乱れたら、髪が細く短くなったり、うねり・白髪・抜け毛とか、いろんな髪トラブルにつながります。

でも、それを予防するのが頭皮ケア。その方法が、シャンプーの見直しと洗い方です。昔のパサ子の二の舞を踏まないように、今からしっかりケアしてくださいね。

今からでも遅くはなですよ。大丈夫!