髪質のピークが下がる原因と改善策とは

年齢とともに髪のツヤがなくなって、だんだんパサパサしてきたって感じたことありませんか?

若いころと比べて
えー 何が違うの〜!

ただ毎日シャンプーして、普通にドライヤーかけてるだけなのに・・・え?  白髪が気になって、すぐに白髪染めをするから?  そりゃあ、パーマもしたいし・・・

だからアカンの?

そんなことはありません。日頃のヘアケアが原因になることもありますが、どんなシャンプー使うかも大事。洗い方とかドライヤーの当て方でも、髪のツヤは変わってきます。

でも、
年齢(老化)
の関係がとっても深いんです

年齢と髪質って、とっても大事。お肌の曲がり角があるように、髪にも曲がり角があるんです。

え〜! (>人<;)””

髪の曲がり角っていつ頃なのか、詳しくみていきましょう。

髪の曲がり角はなん歳?

上の写真、20代と50代の髪の違いは、どうしてこうも歴然と出るのでしょう?

老化現象は人によって違いますが、ある程度の年齢になると、どんな人にも起こります。でも、予防ケアによって60歳・70歳でも「若い!」「綺麗!」を維持することはできます。でも、何もしないで放置しておくと、上のような写真になってしまうのです。

それにしても、一体いつ頃から髪に変化が出てくるのでしょう?

それがよくわかる研究発表があります。「皮膚」第37巻・第6号(平成7年12月)に発表された、中村雅子氏の研究「女性頭髪の加齢変化」です。

この研究から、30歳過ぎの女性の髪に変化が出てくるのがわかります。(図は中村氏の研究結果をもとに、作成させていただきました。ありがとうございます。)

上のグラフは、頭頂部と後頭部の、髪の本数を比べたものです。20代をピークにだんだんグラフの線が下がってきます。しかも、40代から急激に本数が減っていくのが、後頭部。10代と比べたら、ほぼ半分になってます。これって、かなりヤバイですよね。

下のグラフは平均ではなく総数です。でも、これはさらにヒドイ!50代になると、かなりの減少が・・・これって、つまりはかなりの抜け毛・薄毛に、多くの人が悩まされてるってことですよね。

50代の髪は
減りがかなりヤバイ

この2つのグラフを見ただけでも、髪の曲がり角が30代だということがお分かりいただけるでしょう。30代からだんだんピークの数字が下がってくるということは、老化現象が始まってきたということ。それによって、髪の本数が変化します。

髪の本数が減るということは、髪ができる土台の頭皮も変わるということ。畑でいえば、土が枯れたら作物が育たないのと同じで、頭皮が枯れれば髪は生えてきません。生えないばかりか、髪が痩せる・痛む・うねる・抜ける・白髪になる・・・こんな髪トラブルは困りますよね。

😱ウギャ〜

年齢で髪の悩みも違ってくる

頭皮に老化現象が起こってきたら、どんな髪トラブルになるのか、年齢別でみてみましょう。

いろんな会社で髪の悩みについてアンケートを取っているので、それらをまとめてみました。20代〜50代の女性の髪の悩みを比べてみましょう。

★20代で多い髪の悩み
1位:パサつき
2位:うねり・くせ毛
3位:抜け毛・ツヤ

パサ子
20代は髪の痛みや、髪質に関することが多いわ〜 若い頃は髪を染めたり、パーマかけたり、オシャレを楽しみたいもんな〜
★30代で多い髪の悩み
1位:パサつき
2位:うねり・くせ毛
3位:広がり・抜け毛・白髪

パサ子
30代で髪の痛みに加えて、すでに白髪が気になる人がでてきたなんて!早い(>人<;) 30代は仕事や家庭でチョー忙しい年齢やもんな。それに、出産すれば抜け毛の悩みがつきもの。アンケートの4位以下で薄毛や、ボリュームがダウンの悩みも多かったよー
★40代で多い髪の悩み
1位:白髪
2位:パサつき・うねり
3位:ハリやコシがない

パサ子
ありゃりゃ、40代で白髪がトップかー それに、この年代でハリ・コシの悩みが上位に食い込んでくるんやね。ハリコシは髪が弱ってきている証拠やねんな。

そこに、40代という年齢がプラスされるってことは・・・40代といえば気になるのが更年期・・・

これか〜 (>人<;)

更年期のホルモンバランスが崩れるもんやから、いろんな更年期障がいが出るやんか。まさか、「髪にまで!」って思うかもしれへんけど、更年期障がいがなくて、老化現象が始まってきたってことやんな。50歳になったらどないになるねん(汗)

★50代で多い髪の悩み
1位:白髪
2位:パサつき・うねり
3位:ハリやコシがない・抜け毛・薄毛

50代は更年期から閉経を迎える頃。髪の悩みとしては、40代とそんなに変わりません。でも、悩みレベルが「ハリ・コシ」「抜け毛・薄毛」が同レベルで・・・

パサ子
ホンマはエイジングケアっていって、加齢による髪質の変化を予防するケアを早めにしたほうがいいんやろうな。せや、30代からしとったら、50代になって慌てんで済んだんよ。そんなこと、初めから気いついとったら・・・分かってるねん!

でも、今が50歳!
遅いなんてことない!
髪だって変われるぞー

髪の悩みを改善する方法とは

50歳からだって髪が変われる! 変わりたい! でも、アンケートにあるような髪の悩みは、どうしたら改善できるのでしょう?

髪質を改善したかったら、髪だけを考えるだけではダメです。だって、老化が始まるのは「頭皮」。頭皮を若々しくしなくては、長期的に見て髪質は改善していきません。

だって、髪は死んだ細胞。髪そのものが生きてるわけはありません。髪は爪と同じで、根元で伸びますが、生えた後は自己修正能力が無いのです。キレイな髪にしたかったら、畑を耕すように根本の頭皮に栄養を与えてふわふわに柔らかくし、髪が痛んでいたら外側から傷の手当てをしてあげなくてはいけません。頭皮と髪の二つの方向からアプローチすることが、50代の髪に必要になってくるのです。

髪は死んだ細胞だから一度傷んだら補修するしかない

まずは、髪の方からみてみましょう。

先ほど、髪は死んだ細胞といいました。傷んだ髪は下の絵のようにキューティクルが開いています。髪が痛んでしまったら、最終切ってしまうしか方法はないんです。だって、もし、じぶんに枝毛があったら切るでしょ。それは、枝毛は治らないと知ってるから。それと同じ。傷んだ髪はコーティングして、とりあえず誤魔化すしかないんです。

傷んでしまった髪は、そのものを健康な状態に治すことはできません。髪が抜けるまで、髪の主成分であるアミノ酸類を髪内部に注入して、トリートメントやオイルとかでコーティング。補修し続けるしかないのです。

でも、安心してください!

傷んだ髪は必ず抜けます。そして、次にきれいな髪が生えるようにしていけば、良いだけです。

キレイな髪をつくる秘訣は頭皮に着目すること

赤ちゃんや子どもは頭皮が若々しいので、健康的でツヤツヤ・天使の輪ができる髪が何をしなくても生えてきます。

でも、50代の頭皮はすでに老化が始まっています。何もしないでいれば、どんどん老化が進んでしまう状態。お肌だってパックや美容液でモチモチ肌をキープするように、頭皮にだってお手入れが必要なんですよ。

それがよくわかる下の写真をご覧ください。

左が髪の細い人で、右が髪の太い人。一つの毛穴に数本の髪が生えてますが、毛が細いと頭皮の空間(白い部分)が広く見えますね。

この頭皮の下に毛細血管があります。そこから栄養をとって髪がニョキニョキ育つのですが、毛細血管ってどれぐらいあるとおもいますか?

これも、分かりやすい写真があります。上の写真は本(やってはいけない頭髪ケア:板羽忠徳氏 著 青春出版)からの引用です。健康な頭皮の下には、黒い無数の点のような毛細血管があるのがわかりますよね。毛穴よりかなり小さいですね。

毛細血管は多数なので栄養をもらいやすいですが、細いので血の流れが止まりやすいデメリットもあります。そこで、この細い血管の流れを良くするには、頭皮を柔らかくする必要があります。それと、頭皮をキレイにして雑菌を追い払い、頭皮というお肌に潤いを与える事です。

何かと同じだと思いませんか? そうです、50代からの美髪つくりは、フェイスケアと同じ。頭皮にまで着目したヘアケアが大切なんです。

頭皮ケアしないととどうなるか
・頭皮が硬くなる
・血行が悪くなる
・栄養が行き届かなくなる
・頭皮が炎症してフケがやすくなる
・頭皮がかゆくなる
・毛穴に汚れが詰まって臭う
・髪が細くなる
・ハリやコシがなくなる
・抜け毛が多くなる など

頭皮ケアをせずに抜け毛が増えていったら・・・上の写真はどちらも50代の人です。どちらが老けて見えますか? 頭皮見える方が、老けて見えますよね。これからは、そうならないための頭皮ケア・ヘアケアをしていきましょうね。

50代からの頭皮ケア・ヘアケアに大事な5つのポイント

髪質が変わってきたな〜って思ったら、頭皮ケアと髪の補修が必要ってことをこれまで話してきました。そこで、改善するためのお勧めしたい5つのポイントがあります。

5つのポイント
・食生活は和食系で
・ストレスの軽減
・生活習慣の改善
・シャンプー選び
・洗い方も大事

それぞれを詳しくみていきましょう。

1:食生活は和食系で

髪は頭皮の奥にある毛細血管から栄養を吸収して成長します。血液に運んでもらうための栄養は、食べ物から摂らないといけないですよね。バランスの良い食事を摂って、身体だけやなくて頭皮にも栄養を届けさせないと。しかも、頭は体の中で一番上にある部分。ドロドロの血液じゃ上に行く前に止まっちゃうので、サラサラの血液になっているのも大事です。

どんな栄養を摂ればいいかというと、タンパク質・炭水化物・脂肪・ビタミン・ミネラルをバランスよく摂るのが大事。

髪は18種類のアミノ酸が集まったタンパク質からできています。でも、タンパク質だけを摂ればいいのではありません。タンパク質は体の中に入ると一旦アミノ酸に分解され、そこから必要なタンパク質にまた合体されます。このときに必要なのが、エネルギー(炭水化物と脂肪)・ビタミン・ミネラル。だから、どれか一つが欠けていいものではなく、バランスの良い食事をして欲しいのです。

また、髪はシスチンという硫黄を含んだアミノ酸が主成分。シスチンは大豆や小魚・青魚・脂肪分の少ないお肉・お米などに多く含まれています。特に大豆のイソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに良く似た働きをするので、髪だけじゃなくて女性に食べてほしい食品です。

あ、そうそう。神話的に言われるワカメなどの海藻類は、硫黄を含んだアミノ酸がほとんど含まれていないので、海藻類だけ食べていても髪は黒くなりません。日本人の黒髪を守ってきたのは、日本食という和食。大豆・小魚・海藻などを摂ることで、体全体もキレイにしていきましょう。

あ、あと水分もしっかり摂ってくださいね。保湿のためには水分も大事。甘いジュース類ではなく、ミネラルウォーターがいいですよ!

2:ストレスの軽減

あなたの毎日は、ストレスにさらされていますか? ストレスはどんな場面でも感じてほしくないもの。

特に、50代からの女性の体はホルモンバランスが乱れてきます。よく生理前になるとイライラする人がいますが、更年期になるとそれがもっとひどくなります。更年期になったらイライラして、ヒステリー的に怒りっぽくなるかも。ひどい人はうつ病になる人もいます。

このストレスですが、血液とメッチャ深い関係があります。

「中村天風 悲運に心悩ますな」(広岡達朗 著)の中に、ストレスと血液の関係をとってもわかりやすく書いてある文章がありましたので、ご紹介しますね。

人間は怒ると血液が黒褐色に変色し、その味も渋くなる。また悲しむと茶褐色になって苦くなり、恐れると淡紫色をおびて酸味を感じる。

どうです、私、この文章を読んで、ストレスと血液の関係がとってもよく分かったんです。怒ったら頭に血がのぼるっていうけど、それがストレスになっていったら黒くなるんですよ。なんだか怖いですね。

でも、ストレスは自分の考え方で軽減できます。「しんどいな」「疲れたな」と思ったら、気分転換を図ったり、好きな趣味をしたりして、ストレスが重くならないように上手に付き合っていってくださいね。病気になるまで頑張らなくていいんですよ。ほどほどで。

3:生活習慣の改善

ここでは、生活習慣として睡眠に気をつけて欲しいと思っています。

睡眠はメッチャ大事。なんで大事かいうと、しっかり熟睡をすることで、今日をリセットしストレス解消へとつながるからなんです。ストレスが解消することで自律神経が安定し、ホルモンバランスの改善も望まれます。

しっかり寝る事で免疫力のアップや、内臓を休めることもできて良いことづくめ。体内時計のサイクルも整うから、身体にもお肌にもバッチリなんですよ。お肌に睡眠が大事っていいますが、それは髪も同じ(^∇^)

最近は「眠くても眠れない」「昼夜逆転生活」という人が増えています。でも、昼間やトータルで眠れているから良いという訳ではありません。特に50歳は、もう無理できない体になりつつあるので、夜はしっかり寝てくださいね。

4:シャンプー選び

食生活と体の環境を見直したら、次は洗うためのシャンプー選びに気配りしてください。シャンプーは汚れを落とすことが第一の目的ですが、50歳になったらただそれだけは髪質は良くなっていきません。

汚れを落とすためだけだったら、洗浄力が強くて安い市販のシャンプーでもOK。でも、洗浄力が強すぎてしまうと、逆に頭皮に必要な脂や潤いが無くなってしまいます。必要な脂分まで無くなってしまうと、頭皮がカサカサ・パサパサ状態になる可能性が大。それに、髪の脂まで取り上げちゃうからキシンだり、キューティイクルがめくれて傷みがひどくなってしまいます。

すごい有名で人気があるシャンプーでも、水の次に硫酸系の洗浄力がメッチャ強い成分が配合されているものが沢山あります。トリートメントでカバーしてるから、髪は良い感じに仕上がるかもしれませんが、50歳の頭皮には負担が強すぎてしまうので、できるだけ避けた方がいいですよ。

50歳からオススメしたいのは、髪と同じ成分で低刺激弱酸性アミノ酸系のシャンプー。それに、髪の保護や保湿を高める成分が配合されてたらもっとgoodですよ。シャンプーを選びには3つのポイントに絞って選んでいきましょう。

シャンプー選び3つのポイント
・洗浄力が低刺激で弱酸性
・頭皮という土壌環境を守れる
・髪の保護や保湿を高められる
パサ子
3つのポイントを詳しく知りたかったら、私が調べて使いまくった、おすすめシャンプーをチェックしてな〜

5:洗い方の見直し

シャンプーを選ぶだけでなく、洗い方も大事です。基本的には低刺激なシャンプーで毎日洗ってくださいね。そのうえで、5つのステップで洗っていきましょう。

① 洗う前に髪全体をブラッシング。これで、髪の汚れやホコリを浮かす。

 お風呂に入ったら、しばらく湯船に浸かってホッコリ。湯船に浸かると身体が温まって、体全体の血流がよくなります。頭の先まで血と栄養を届けましょう。

 シャンプーの前にシャワーで頭皮や髪全体をしっかり濡らします。このすすぎが足りないと泡立ちがよくないこともあるので、目安として2分間ぐらいはすすいでくださいね。

 シャンプー液を手の腹に出したら、少しのお湯で軽く泡立てて。シャンプー液を頭皮につけるようにして、頭頂・耳の上・後頭部など数カ所につけて、指の腹で洗っていきます。決して爪は立てないように。

シャンプーは頭皮を洗うのがポイント。髪は泡がつくぐらいでも汚れが落ちるから大丈夫。髪を洗うのではなく、頭皮を洗ってくださいね。

頭皮を動かすように、指の頭でゴシゴシ。この時、頭皮が動かないようなら、かなり頭が硬くて凝ってる証拠。そんな状態の頭皮じゃ、髪が育つ環境にはありません。そんな時は指の頭や頭皮ケアブラシを使って、頭皮マッサージが効果的。マッサージの目的は、血流をよくすることです。

 すすぎはしっかり! しかも、すすぎの目的は髪しゃなくて、頭皮をしっかりすすいでください。シャンプー以上にすすぎに時間をかけてOKみたいな感じすよ

それに、もし、シャンプー液が頭皮に残っていればカユミや臭いの原因になります。毛穴にシャンプー液が詰まった状態を顔で考えたら、ニキビの原因になってしまいます。顔もクレンジングや洗顔でキレイに落とさなと、カサカサして痒くなるのと同じですよ。

まとめ

 

髪質が変わる原因は老化。そのピークは30代を境にだんだん下がっていき、変化がハッキリわかってくるのが50代なんです。

この時期に放置してしまうと、あ~っという間に髪の悩みが広がってしまいます。でも、気が付いた時にケアすることで、年齢を重ねてもキレイな髪を保つことができます。ご紹介した、食事・ストレス・生活習慣・シャンプー・洗い方を見直し、頭皮ケア・ヘアケアをしていってくださいね。

歳をとるってことは誰にも避けられません。でも、みすみすそのまま放置することはないですよね。

さあ、今からでも遅くはありません。オバ髪なんて言わせない、キレイな髪の50代になりましょうね!