
パンテーン史上初、スキンケアクレンジング成分「ミセラー粒子」配合

ノンシリコンシャンプー
ミセラー シャンプー(ピュア&クレンズ)の成分を解析して、どんなシャンプーなのか探ってみましょう。
内容量 | 価 格 | 詰め替え用 |
500ml | 888円(参考価格) | 350ml 589円(参考価格) |
成分解析評価

パンテーン ミセラー シャンプー(ピュア&クレンズ)を成分解析から評価してみました。
パンテーン ミセラー シャンプー(ピュア&クレンズ)解析評価
洗浄成分 : ★☆☆☆☆☆
補修・保護 : ★★☆☆☆☆
頭皮環境 : ★☆☆☆☆☆
臭いケア : ★★★★☆☆
香り : ★★★★★☆
潤い・ツヤ : ★☆☆☆☆☆
ハリ・コシ : ★☆☆☆☆☆
手触り : ★☆☆☆☆☆
泡立ち : ★★★★☆☆
仕上がり : ★☆☆☆☆☆
フレッシュミントと朝摘みフルーツのシンプルで爽快な香り
パンテーン ミセラー シャンプー(ピュア&クレンズ)の解析評価
【デメリットが多すぎる】
う〜ん(⌒-⌒; ) ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Naという硫酸系の2大界面活性剤が主成分・・・。ということは、かなり刺激が強いので、傷んだ髪や敏感肌の人にはオススメできないですね。今どきこの配合はナイよ〜σ^_^;
ノンシリコンシャンプーは「キシむ」「パサパサする」と言われそうなぐらい、刺激が強そうな成分が目立ちます。
ダメージケアの補修・頭皮環境改善成分として「パンテノール」がありますが、他の成分が強すぎて残念です。
ハッカ・メントール系配合で、さっぱり感UP。脂性や多汗症の人には使い心地がいいかも。
ミセラー粒子がキューティクルの内側や毛穴の中の汚れまで落としてくれるそうです。でも、洗浄力も強いので、必要な皮脂まで落としすぎちゃうかもσ^_^;
全成分を解析
全成分を詳しく見ていきましょう!
水、ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、香料、コカミドMEA、塩化Na、安息香酸Na、EDTA-4Na、エチレンジアミンジコハク酸3Na、PEG-60アーモンド脂肪酸グリセリル、リノールアミドプロピルPGジモニウムクロリドリン酸、PG、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、パンテノール、パンテニルエチル、キュウリ果実水、ナイアシンアミド、セイヨウハッカ油、ハッカ葉油、メントール、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、クエン酸Na、キシレンスルホン酸Na、クエン酸 |
ラウレス硫酸Naとラウリル硫酸Naの両方を使うとは、この低刺激シャンプーが主流の現在にずいぶん思い切った配合ですね。4番目に両性界面活性剤を使って刺激を緩和していますが・・・う〜ん σ^_^;
洗浄力・刺激性が強いので、髪質が変わってくる30歳代以降や、敏感肌の人にはオススメできないですね。逆に、脂性や多汗症の人には、さっぱり感が強いのでオススメです。
ラウレス硫酸Na | 陰イオン(アニオン)界面活性剤 硫酸系 アミノ酸系やベタイン系に比べると非常に強い刺激。強い洗浄力。高い起泡性。洗い上がりはさっぱりと髪ふんわり。髪や頭皮の乾燥になりやすい。安価 |
ラウリル硫酸Na | 陰イオン(アニオン)界面活性剤 硫酸系 とても強い洗浄力と脱脂力。分子が小さいので頭皮や毛穴に残りやすい。洗い流しが不足すると頭皮に残ったり、余分な皮脂まで流れて乾燥しやすくなる。 |
コカミドプロピルベタイン | 両性(アンホ)界面活性剤 ヤシ油脂肪酸由来 陰イオン(アニオン)界面活性剤と一緒に配合することで増粘や増泡や低刺激性をアップ |
界面活性剤に続く成分
表示されている成分は、通常配合量が多い順になります。驚きなのは、一般的なシャンプーに配合されている「香料」は、順番的に下の方にあるのですが・・・ミセラーは5番目にきています。これは、かなり香料がきついといえますね。
夕方まで続く香り・・・う〜ん、爽快な香りなのはいいですが、全成分の中にはハッカ葉油やメントールなどがあるんですよね・・・。さらに香料でフルーツの香りを出しているということですね。
あと、陰イオンと陽イオンが混在しています。お互いの力を殺傷してしまう可能性があります。陽イオンも第4級アンモニウム塩なので、刺激性が高いものです。
香料 | 香り付け |
コカミドMEA | 非イオン(ノニオン)界面活性剤 洗浄 増泡 増粘 乳化 シャンプー液に光沢を与える |
塩化Na | 乳化安定 増粘 |
安息香酸Na | 殺菌剤 |
EDTA-4Na | キレート剤※ 酸化防止 変色防止 ビタミンCや過酸化物の安定化 殺菌 一般的に配合されているEDTA-2Naと比べて刺激性が高い |
エチレンジアミンジコハク酸3Na | キュレート剤※ |
PEG-60アーモンド脂肪酸グリセリル | 非イオン(ノニオン)界面活性剤 乳化剤 エモリエント剤※ 洗浄力・刺激性が高い |
リノールアミドプロピルPGジモニウムクロリドリン酸 | 第4級 陽イオン(カチオン)界面活性剤 帯電防止 |
PG | 保湿 溶剤 |
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド | 第4級 陽イオン(カチオン)界面活性剤 帯電防止 皮膚コンディショニング剤 ヘアコンディショニング剤 増粘剤 |
有効成分は?
パンテーンといえば「パンテノール」、ビタミンや保湿成分もある・・・と言いたいところですが、配合量としてはそれほど多くなさそうです。
それよりも、他の成分が強すぎます。せっかく有効成分が配合されていても、内側から補修するような効果は感じれないでしょう。
爽やかな感じを与えてくれるハッカ系配合なので、脂性や汗かきの人にはうれしいですね。
パンテノール | ビタミンB群パントテン酸の誘導体 育毛 毛髪成長促進 皮膚細胞の活性化 新陳代謝促進 肌荒れ防止 ダメージ補修 |
パンテニルエチル | 浸透性保湿成分 ヘアコンディショニング剤 |
キュウリ果実水 | 保湿 |
ナイアシンアミド | ビタミンBの一種。血流を良くし、肌荒れを改善 |
セイヨウハッカ油 | 清涼・消炎・鎮静・抗菌作用 |
ハッカ葉油 | 清涼・消炎・鎮静・抗菌・消臭作用 |
メントール | 清涼 鎮静 細胞の賦活効果 配合成分の浸透促進 |
その他の成分
防腐剤やpH調整 キュレート剤などの役割をする成分。それにしても、いろいろな成分を混ぜ合わせるために、刺激性の高い成分が使われているのは残念ですね。
メチルクロロイソチアゾリノン | 防腐剤:メチルイソチアゾリノンとの相乗効果で高い防腐性を示す |
メチルイソチアゾリノン | 防腐剤:メチルクロロイソチアゾリノンとの相乗効果で高い防腐性を示す |
クエン酸Na | pH調整 キュレート剤※ |
キシレンスルホン酸Na | 石油由来の界面活性剤 液剤の安定。洗浄力や刺激が強い |
クエン酸 | pH調整 |
※キュレート剤:カルシウムや鉄・マグネシウムなどの金属イオン(=ミネラル成分)が、シャンプー成分と結合して変質するのを防いだり、酸化防止や成分安定化の働きをする。
※エモリエント剤:皮膚に潤いと柔軟性、栄養分を保たせる効果がある成分
ミセラー粒子って何?
パンテーン史上初の「ミセラー粒子」とは一体なんなのでしょう?
パンテーンの公式サイトの説明では、下記のように書いてありました。
シャワーの水に触れると最小0.6マイクロメートルの小さなミクロ粒子になり、キューティクルの内側や、地肌の毛穴の中まで入り込み、目に見えないミクロの汚れまで、マグネットのように吸着し、しっかり落とします。このテクノロジーが、ミクロクレンジングです。
(引用元:PANTENE 公式サイト)
しっかり汚れを落とすことで、髮内部に保湿補修成分であるPROビタミン美容液が浸透するのだそうです。この美容成分は、トリートメントを使うことで浸透するのでしょうね。
口コミでも、シャンプーだけではキシキシした髪になるけど、トリートメントをするとツルツルサラサラになるという声が多かったですね。確かに、成分だけ見たらかなりキシキシになるのは予想されます。シャンプー単独で使うのは避けたほうが無難です。


まとめ

成分解析をしてみたら、パンテーン ミセラー シャンプー(ピュア&クレンズ)はかなり洗浄力・刺激性が高いシャンプーでした。
でも、このミセラーはCM効果もあるでしょうけど、口コミもいいんです。
それは、トリートメントのおかげといえますが、こんなに刺激性が高いシャンプーをずっと使い続けていれば頭皮環境の悪化が蓄積される可能性があります。使われるのであれば、すすぎ残しがないようにしっかり洗い流してください。
いくらツルツルになるというトリートメントでも、頭皮に直接つけてはダメです。ツルツルになるのは、髪に膜を張るからです。その強力な膜を洗い流すためには、また強力な洗浄力が必要ともいえます。
脂性の人には洗った後の爽快感もあるので、いいかと思います。でも、敏感肌やダメージ髪の人には不向きでしょう。
今はほとんどのシャンプーで使われなくなっている「ラウリル硫酸Na」を使っているミセラー。少なくとも低刺激なシャンプーではないということです。
内容量 | 価 格 | 詰め替え用 |
500ml | 888円(参考価格) | 350ml 589円(参考価格) |


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