簡単にわかる!シャンプー成分表示の見方

シャンプーの裏側を見ると、成分表示としてズラ〜っとカタカナの成分名が書いてあるの見たことありますか? シャンプーに配合されてる、全ての成分が書いてあるのですが、この成分表には見方があります。

全ての成分は同じぐらい入っているわけでなく、一番多いのが「水」で、次に多い配合量の順に書かれています。

配合割合は水が全体の約50〜70% 洗浄成分(主に界面活性剤)が約30〜40% その他が約10〜20% 

1つの成分で1%以下の量しか入っていないのもたくさんあって、それが約10〜20%の部分にはいります。1%以下の成分を書く順番は、メーカーで決めていいんですよ。ちなみに、植物成分やコラーゲンなどは1%以上入れちゃいけないルールになっています。

こんなように、成分表示にはある一定のルールがありますが、見た目じゃ分からないですよね。それにしても、一体どこまでが主な成分で、どこからが1%以下になるのでしょう?

このページでは、成分表示の見方をわかりやすいようにまとめてみました。ここをチェックすれば、シャンプーの中身がとってもわかりやすくなりますよ。

成分表示:3つのルール

成分表の表示には、3つのルールがあります。

化粧品成分表記3つのルール
・配合量が多い順に書く
・配合量が1%以下なら書く順番は自由
・着色剤は一番最後

それぞれ詳しくみていきましょう。

1)配合量が多い順に書く

化粧品もシャンプーも同じで、成分表示の決まりとして、配合量が多い順に表示されています。

「化粧品の表示に関する公正競争規約」(厚生労働大臣の指定する成分)第7条(1)に書かれている文章があり、規約として決まってるんですって。

(1)指定成分を配合量の多い順に表示する。ただし、配合量が1%以下の成分は、末尾に配合量の多い順によらず表示することができる。

上の写真の成分表示でいえば、

1番目:
2番目:ラウロイルメチルアラニンNa:陰イオン(アニオン)界面活性剤:アミノ酸系
3番目:ココイルグルタミン酸Na:陰イオン(アニオン)界面活性剤:アミノ酸系
4番目:ココアンホプロピオン酸Na:両性(アンホ)界面活性剤
となります。水以下は、界面活性剤。水の次にきてる界面活性剤は、シャンプーの特徴を知るためのメインの成分です。

ここでは、メインの2つがアミノ酸系のアニオン界面活性剤で、補助的に泡立ちなどをよくする目的の界面活性剤です。こうしてみると、このシャンプーは「非常に低刺激でマイルドなシャンプー」ということが読み取れます。

洗浄成分は配合バランスを知ることで、特徴が分かれてきます。メインの成分だけを見るのではなく、使われている洗浄成分(界面活性剤や天然洗浄成分など)のバランスをみて、トータルで考えてくださいね。

2)配合量が1%以下なら書く順番は自由

「化粧品の表示に関する公正競争規約」(厚生労働大臣の指定する成分)第7条(1)をよ〜く見ると、1%以下の表示基準について書かれてるものがありました。

ただし、配合量が1%以下の成分は、末尾に配合量の多い順によらず表示することができる。

ね、順番はメーカーによって自由に書けるってことです。

でも、「1%以下の成分」って、どうやって見分けたらいいんでしょう?

それにはポイントがあります。「1%以下で十分な効果を発揮する成分」かどうかってこと。1%以上入れなくてもOKな成分は、大きく分けて3つ。

1%以下で十分な成分:3つのポイント
・植物エキスやオイル、ビタミン類など
(一つ一つが1%でも、十分な働きがある)
・コラーゲン・ヒアルロン酸Naなどの保湿成分
(高価な成分で、基本的に1%以下しか入っていない)
・防腐剤・増粘剤・酸化防止剤・キレート剤など
(品質向上・安定化成分は1%以下で十分)

「・・・エキス」という名称がでてきたら、この以下あたりから1%以下の成分だという目安になります。

表示されている順番ですが、一般的にイメージが良い成分が上位にきてるかな。上の方に書いてある方が、なんだかたくさん入ってる気がしますよね。これも、メーカーのイメージ戦略の1つ。植物エキスやヒアルロン酸などが上位に書かれていたり、逆にイメージをよくするために香料の天然成分を最後に書くこともあるかな。

防腐剤・増粘剤などは下の方に書かれてることが多いですよね。これも、下に書かれてることで、イメージ的に「量が少ない」と感じる効果があります。

シャンプー成分を配合するさいに、添加物は必要以上入れないよう厳しく量を制限されています。「無添加」と書いてあっても、何種類の無添加を示しているのもあるので、完全に無添加になっていない場合もあるので注意が必要です。

着色剤は一番最後

3つ目のルールは、着色剤は最後に書くってこと。シャンプーでも化粧品でも液にほんのり色をつけることで、高級感を出したいときに使います。

たとえば「黄4」「赤227」とか。天然の着色剤で「カラメル」とか、植物エキスで色をつけてる場合も、最後に書いてありますよ。

医薬部外品の成分表示

そうそう、これまで紹介してきた成分表示の見方は「化粧品」という位置付けのシャンプーのもの。

でも、シャンプーには「医薬部外品」というのもあって、その成分表示はちょっと違います。法律というものに縛られてて、その上で3つのルールがあります。

医薬部外品成分表記:3つのルール
・全成分表示の義務がない(といっても、ほぼ全成分表示してる)
・表示指定成分を表示する(有効成分を表記する)
・先頭に有効成分を表記して、その他の順番は自由表記

上の写真で見たら、有効成分として「グリチルリチン酸2K」、その他の成分として「ヤシ油・・・」が続いています。で、3つのルールの中に「その他の順番は自由表記」とはありますが、普通のシャンプーの成分表示と同じように配合量の多い順に書いてあるのがほとんどです。

ただ、個々の成分で、同じ成分でも化粧品名と医薬部外品名で名前が違うので、医薬部外品には見るときには注意が必要。やたら難しそうなカタカナが並んでいるように感じますが、化粧品名に直すと見慣れた成分名だったりします。

たとえば、

化粧品名 医薬部外品名
水、精製水・常水など
ココイルグルタミン酸Na N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸Na
ココイルグリシンTEA ヤシ油脂肪酸アシルグリシンTEA液
コカミドDEA ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド
トコフェロール 天然ビタミンE・dl-α-トコフェロール
メチルパラベン・エチルパラベン パラオキシ安息香酸エステル
BG 1,3-ブチレングリコール

って感じかな。

医薬部外品って、厚生労働省で使ってもいい成分が決められています。それに、使う水の重金属の残留量範囲が決められてたり、不純物や水で薄めたものをグリセリンって表記できなかったり、かなり厳しい条件をクリアしないと「医薬部外品」表記ができないんですよ。

そういう意味では、安心かな。ま〜これだけ厳しい条件をクリアしたんやから、ちょっとかしこまった漢字が多い成分名で書いてもOKやね。ちょっと名称長すぎてわかりにくいけど (>人<;)”””

成分表示の見分け方のまとめ

もう一度、成分表示の見方をおさらい。

化粧品表記の見方には3つのルールがありましたね。

化粧品成分表記3つのルール
・配合量が多い順に書く
・配合量が1%以下なら書く順番は自由
・着色剤は一番最後

医薬部外品表記の見方にも3つのルールがあります。

医薬部外品成分表記:3つのルール
・全成分表示の義務がない(といっても、ほぼ全成分表示してる)
・表示指定成分を表示する(有効成分を表記する)
・先頭に有効成分を表記して、その他の順番は自由表記

成分表示のルールを知れば、シャンプー選びがグッと分かりやすくなるはず。

化粧品や医薬部外品のシャンプーをいろいろ使ってみて、50歳からのシャンプー選びの参考にしてくださいね。