傷んだ髪に今すぐツヤを出す方法・・・そのとき髪はどうなってるの?

「髪にツヤがなくなってパサパサに。リンスしてもアカン。どうしよう〜」って悩んだことない? 若い頃にはまだしも、そんな50歳からのパサパサ髪は「オバ髪」「ダメ髪」といわれるぐらい、残念な髪の代名詞に成り下がってしまいます。

上の写真は、どう?
同じ年代の女性に見える?

髪がキレイな右側の人の方が、若そうに見えると思いませんか。顔は見えませんが、本当は2人との可愛らしい20代のお嬢さんかもしれません。同じ茶髪ですが、荒れた髪の女性の方が疲れた感じがするのは、私だけでしょうか・・・。

それにしても、髪にツヤがあるだけで、見た目の印象が全然違います。艶やかな髪はゴージャスに見えますし、やっぱりキレイですよね。

髪がパサパサでツヤがないのは、キューティクルが傷んでる証拠。そのままにしてたら、髪を切るしか方法がなくなるぐらいどうしようもなくなります。

傷んだ髪がどんな状態なのかと、ツヤを出す3つの方法についてご紹介します。

ツヤのない髪のキューティクルはこんなことになってる

引用元:株式会社ゼロマイル

ツヤのない髪のキューティクルを、顕微鏡で見せている資料があります。傷んだ髪は左側の方。キューティクルが開いて剥がれたり、逆立ったりしてした状態です

キューティクルが開いたままだと、髪の内部から大事な成分(アミノ酸)がどんどん流れ出していきます。髪は18種類のアミノ酸が合体したタンパク質でできていますが、それがどんどん出て行ってしまうんです。そうなれば、髪の中まで空洞状態。空洞になった髪は弱って切れやすくなるので、枝毛や切れ毛になってしまいます。

😱
キューティクル恐るべし

それに、髪が弱る部分が均一にならないので、1本の髪でも太さが凸凹。そんな髪は、「うねり」「くせ毛」の原因にもなります。

キューティクルを脅かす4つの危険

キューティクルはいろんな危険にさらされて、毎日が大変。

シャンプー

シャンプー時に泡立ちが少ないと、摩擦が起きてキューティクルがはがれやすくなります。強い洗浄成分の入ったシャンプーは、キューティクルも頭皮も刺激が強すぎちゃう。

濡れた髪をタオルでゴシゴシ乾かすのもキケン。髪の摩擦が生じるので、タオルドライでお願いします。髪にタオルを当てて、ポンポンって軽く押しながら水分を取るのがいいんですよ。

ドライヤーの熱も要注意! 熱でキューティクルを傷めないように、20センチは離さないとね。乾かすときの摩擦でもキューティクルが剥がれることがあります。髪の痛みがひどいときは、洗い流さないトリートメントやオイルをつけてから乾かすのがお勧めです。

熱といえばヘアーアイロンも気を付けてほしいことがあります。ヘアーアイロンは高温の熱を直接髪にあてるので、3秒以上同じ場所をギュッと当てないでくださいね。

引用元:毛髪の化学と診断(八木原陽一 著:薬事日報社)

上の写真はブラシと熱で傷んだ髪です。キューティクルが破壊されるだけでなく、髪の中身まで出ちゃって大変なことになってます。こうなってしまえば、いくらオイルやトリートメントでコーティングしてもダメですね。

ブラシ

使うブラシも大事です。静電気が起きるようなナイロン製のブラシはよくないし、先が丸く処理されてないブラシも頭皮を傷つける可能性があるからNG。

ブラシは猪毛や豚毛のものがオススメですよ。

パーマやカラー

髪が痛むのはわかっててもついやりたくなるのが、パーマやヘアカラー。

パーマは強い液を使って、髪を曲げていきます。まっすぐな髪を曲げていくのですから、そりゃキューティクルは痛みますよね。

ヘアカラー(白髪染め)は、一旦キューティクルを開かせてから染めていきます。そうすることで、髪の内側まで色をつけることができるのです。何度も何度も染めていたら、髪が痛むのは当たり前ですよね。

また、肌が弱い人はヘアカラーの液剤が頭皮に残ってしまうと、かゆみが残って大変。当サイトの管理者パサ子は美容室で気を付けて気を付けて染めてもらっても、3日はかゆみが残ります。カラーは髪だけでなく、頭皮にもダメージは大きいのです。でもね、いくらグレーヘアが流行りでも、50代でグレーヘアはまだ早い気がして・・・。もうちょっと、毛染めはしたいわね。

フ〜 (>人<;)
キューティクルも大変

ツヤに大切なのは表面と光

ツヤがないのはキューティクルが傷んでるからというのはわかりましたが、なんでキューティクルが傷んでたらツヤが出ないのでしょう。

そこには光の反射が鍵になります。

わかりやすいように、上の湖面に映った富士山の写真を用意しました。

湖面が風で揺れて表面がザラザラ波打ってたら、富士山がキレイに映りません。でも、風がなくて波もないツルツルした湖面に写った富士山は、実物と同じようにキレイに映っていますね。

これは、反射によってこのように見えるのです。

平らな面は光の反射が均等になっている鏡状態。だから、キレイに富士山が映るんですよ。キューティクルだって同じ。キュッと締まって整っていれば、光は同じように反射してくれます。そこに光が当たると、キラキラ輝いてツヤのある髪に見えるんですよ

でも、キューティクルが傷んで凸凹していたら・・・富士山が映らないザラザラ湖面と同じ。凸凹の湖面に当たった光は乱反射して拡散するので、ちっともキレイに映らないくすんだ髪のように見えます。

髪の内部はこうなってる

キューティクルが開いていると、そこから内部のアミノ酸たちが外に出てしまいますが、それってキューティクルのせいだけはありません。

何枚ものキューティクルを接着しているCMC:細胞膜複合体(cell menbrane complex)が足りないのも原因の一つです。

キューティクルは幾重もの層でできてて、しっかりしている髪質なら7〜8枚、柔らかい髪質なら3〜5枚のキューティクルが重なっています。で、このキューティクル同士をくっつけているのが、CMC(細胞膜複合体)です。

引用元:ヘアケアサイエンス入門(デール・H・ジョンソン 編)

このCMCは、脂質成分の「セラミド」「18-メチルエイコサン酸(18-MEA)」「パルミトレイン酸」「オレイン酸」「パルミチン酸」といった、いわゆるできています。

このCMCはキューティクルをしっかり接着するだけでなく、髪全体を保護して髪と髪の摩擦を防いだり、指通りをよくする働きがあります。また、このCMCという油が光があたって反射するので、ツヤがある美しい髪に見えるんですよ。

CMC大事やなぁ

髪のダメージを防ぐために、ドライヤーの前にオイルをつけたりしますが、本来の髪が健康だったらそんなことする必要はありません。だって、CMCがちゃ〜んとキューティクルを守ってくれるのですから。

でも、キューティクルが開いていたら・・・。特に、強い硫酸系の洗浄成分が入ってるシャンプーだったら、CMCだけじゃなくて落とさなくてもいい脂まで落ちてカラカラ状態になっちゃうかも (>人<;)

硫酸系って聞くだけで、普通の接着剤やって取れそうですよね。

50歳の弱ってる髪だけではありません。若い子たちだって髪が傷んでる人多いですよね。硫酸系の成分は原価が安いので、市販のシャンプーに多く使われています。でも、50代を過ぎたら、キューティクルのためにも強い洗浄力のシャンプーは止めといたほうがいいですね。

>>>硫酸系じゃない キューティクルにおすすめシャンプーはこれ!

髪にツヤを出す3つの方法

髪そのものは再生能力がありません。だから、傷んだ髪は切ってしまうしかないんです。でも、髪が全体的に傷んでいたら坊主にすることもできないので、困りますよね。

髪を切らなくても、ツヤがない髪に速攻ツヤを出す方法があります。髪の保湿キューティクルの保護をしていきます。

今すぐツヤを出したいなら、トリートメントやオイルを使うのがお勧め。

ところで、リンスやトリートメント・コンディショナーなどの違いって知ってます? 下の表で、わかりやすく整理してみました。

リンス  髪の表面をコーティングし、手触りをよくする
コンディショナー  リンス効果+髪表面のダメージ補修するものもある
トリートメント  キューティクルを整えて、髪内部に栄養を与える
オイル  傷んだ髪に保湿を与え、熱や紫外線から髪を保護する
トリートメント+オイル  髪に保湿・栄養と保護効果UP

コンディショナーは髪の表面を補修し、トリートメントは髪の内部に栄養を与えてくれるんですね。傷んでキューティクルが広がっているのなら、トリートメントを使った方がおすすめ。オイルは髪を保護してくれるから、ドラーヤーの前につけるのが効果的なんですね。

トリートメントには「洗い流すタイプ」「洗い流さないタイプ」があるので、髪の状態によって使い分けてください。

トリートメントの2つのタイプやオイルの使い方についてご紹介します。

洗い流すタイプのトリートメントでツヤを出す方法

洗い流すタイプのトリートメントを使ってるなら、使い方によってツヤがグンって良くなります。

1)シャンプーで洗った髪は、軽く手で絞って水分を落とす。水分が残りすぎると、トリートメントが薄まって効果が弱くなりますよ。髪はあまりギュッと絞らなくてもOK。

2)トリートメントはタップリ取って、髪全体に広げる。傷んだ毛先は特にしっかりと。

髪を手に取り、上から下に手グシでとかしていく。髪が絡まっているときには、髪を少量に分けてとかしながら、トリートメントをなじませて。ただし、毛穴に詰まる原因にもなるので、直接地肌につけないようにね。

3)トリートメントが髪全体になじんだら、クリップなどで髪を束ねたり、シャワーキャップやお湯で固く絞ったタオルで髪を包むのも効果的ですよ。

すぐに洗い流しては効果は半減。5〜10分ほどかけて髪に浸透させるほうが効果がアップします。天然成分が多いトリートメントなら、より浸透時間を多くとってくださいね。

4)洗い流すときは、手で上から下にとかすようにしながら。目安としては、髪全体がしっとり落ち着いた感じになるぐらいでOK。洗い流しすぎるとトリートメントの効果が薄くなることも。逆に、すすぎが足りないと液が髪に残ってベタついたり、髪の臭いの原因にも。

あ、そうそう。首や肩まわりなどにトリートメントが残らないように気をつけてくださいね。よく口コミで「肩のザラザラが悪化しました」というものがありますが、それってもしかしたらすすぎが足りないんじゃないかな。トリートメントの後に体を洗って、液剤が体に残らないようにしましょう。

洗い流さないトリートメントやオイルでツヤを出す方法

洗い流さないタイプは、ドライヤーの前につけるのがおすすめです。

1)洗い流さないタイプやオイルは、シャンプーの後、ドライヤーをする前の髪につける。

2)はじめに毛先につけて、次に髪の中間または根元の1cmあたり下から毛先にかけて広げていく。地肌につけないように。全体に行き渡ったら、ドラーヤーで乾かしましょう。

洗い流さないタイプやオイルの方が、トリートメント効果が感じやすくなります。傷んでる髪には、特におすすめですね。

でも、気をつけてほしいのがシリコン。洗い流すタイプであれば問題はありませんが、洗い流さないトリートメントに入っているのなら、使用を控えてもらった方がいいです。シリコンで髪をコーティングするのでツヤは出ますが、頭皮や顔・首・肩などに付く可能性があります。洗い流さないタイプを使うのであれば、ノンシリコンがおすすめです。

>>>地肌や頬についても大丈夫 洗い流さないトリートメントはこれ!

ドライヤーでツヤを出す方法

ドライヤーの使い方もコツがあります。

1)濡れた髪にトリートメントやオイルを馴染ませた後、つむじと前髪から乾かす。

パサ子
行きつけの美容師さんに教えてもらったんやけど、つむじでわけ目ができちゃうときは、はじめにクシュクシュって手でつむじをなかったことにするようにしてドライヤー当てるといいんやて。

2)頭皮にドライヤーの風があたるように、髪をフワッと上にかき上げながら乾かす。上から下に乾かしていく。

ここで大事なのは、熱風を1箇所に集中させないこと。ドライヤーの熱で髪が傷むことがあるので、ジグザグに揺らして熱風を分散させながら、乾かしていきましょう。

ドライヤーは髪から15〜20cmは離してね。

3)髪の根元が乾いて、髪全体がまだ湿っている状態になったら、ドライヤーの熱を冷風にチェンジ。乾かす仕上げを冷風にすることで、キューティクルがキュッ。ツヤのある髪に。

パサ子
これも行きつけの美容師さんに教えてもらったんやけど、髪は温度が下がったときにクセが付くんやて。髪全体に冷風を当てると髪が落ち着くよー

髪にもっと輝きを求めたいなら、仕上げに軽くオイルを塗ってブラシで広げるのも効果的ですよ。

まとめ

ハリツヤがない髪は、キューティクルが傷んでることが原因でしたね。傷んだ髪にツヤを出したいなら、トリートメントやオイルの効果的な使い方も紹介しました。

50歳からの傷んでしまった髪は、キューティクルを保護することが大事。速攻でツヤを出したいなら、「トリートメントやオイルの力を借りる」「ドライヤーのあて方を変えてみる」を試してくださいね。